年齢を重ねるにつれ、私たちを悩ませるお腹の脂肪。
「若い頃や子供の頃はいくら食べても太らなかったのに、どうして年齢を重ねると太りやすくなるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。
お腹の脂肪が増える要因には、食生活の乱れや、運動量が減ること、年齢による体質の変化など様々です。
お腹周りをすっきりと痩せるためには、効率的に、賢く脂肪燃焼することが大切です。
この記事では、お腹の脂肪が燃焼されるメカニズムや、日々の生活にちょい足しできる簡単なダイエット方法を解説しています。
ぜひ、参考にしてくださいね。
お腹に脂肪がつく主な原因
なかなか落ちない頑固なお腹の脂肪。
お腹周りが太ってしまうと、見た目にもすぐにわかり、気分が落ち込んでしまいますよね。
お腹に脂肪がつく原因は多岐にわたりますが、その主な原因をご紹介します。
食生活の乱れ
お腹に脂肪がつく原因の代表ともいえるのが、食べ過ぎや偏った食事による食生活の乱れです。
食べ過ぎによる栄養過多や、質の悪い食事が続くことによって、結果として肥満を招くことになります。
また、食生活の乱れとは食べ過ぎや質の偏りだけではありません。
時間に追われるあまり、ついつい早食いが癖になってはいないでしょうか。
早食いは、血糖値の急上昇に繋がります。
血糖値が急激に上昇することによって、血中の糖のバランスを取ろうとしたインスリンが、余分な糖を脂肪として蓄積させてしまうのです。
同じ食事をしても、ゆっくり食べたときと早食いをしたときでは、後者の方が食事による脂肪がつきやすくなります。
ストレスによる暴飲暴食、忙しい毎日の中でついつい早食いの癖がついてしまっている人は、注意が必要です。
お酒の飲み過ぎ
お酒が原因で太るというのはよく耳にする話ですよね。
なぜ、お酒が肥満の原因となるのでしょうか。
お酒を飲むと、肝臓はアルコールの分解を最優先に行います。
実はこのとき、脂肪の燃焼はストップ状態となっているのです。
よく、お酒と一緒に食べるおつまみによって太るという話があるかと思います。
それも一つの理由ですが、他にも、脂肪の燃焼というのは運動中以外にも常に行われています。
通常、アルコールを飲まなければ24時間燃焼されているところ、アルコールを飲むことにより、量や個人差などもありますが4~5時間ほどの間、脂肪は燃焼されません。
これを毎日続けるとどうなるでしょうか。
お酒をたくさん飲む人と飲まない人とでは、痩せやすさに大きな差が生まれます。
姿勢の乱れ
スレンダーな体型を保っている人は、なぜか姿勢が整っている人ばかりではないでしょうか。
これは、ただ姿勢が真っすぐだから綺麗に見えているだけではなく、姿勢が整っていることにより体に脂肪がつきにくいことも一つの理由です。
ついつい楽な姿勢を取っていると、お腹周りの筋肉が衰え、脂肪がつきやすくなります。
また内臓の位置が下がることで下腹が出て見えるなど、脂肪の蓄積以外にも見た目を悪くする原因となります。
女性ホルモンの分泌量の低下
女性は男性に比べて、皮下脂肪を蓄えやすく丸みを帯びた体型をしています。
これには、女性ホルモンであるエストロゲンの働きが関係しています。
そう聞くと一見、脂肪を蓄えやすくするエストロゲンは厄介な存在に思えますが、エストロゲンの本来の働きは脂肪の蓄積を正常に保つことです。
つまり、過剰に脂肪がつくことを抑えてくれる効果もあるのです。
女性は40代以降になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が低下する傾向にあります。
エストロゲンが低下することで、脂肪の蓄積をコントロールできなくなり、肥満を招きやすくなります。
これが、年齢を重ねると痩せにくくなるといわれる要因の一つになります。
また、エストロゲンにはレプチンの分泌を促す働きもあります。
レプチンとは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、食欲をコントロールする働きがあります。
エストロゲンが不足することでレプチンの分泌が低下すると、過剰な食欲を招く要因にもなります。
体脂肪と脂肪細胞
体脂肪の多さは、脂肪細胞の数や種類によって大きく変わります。
体脂肪と脂肪細胞の関係を理解し、脂肪燃焼のメカニズムを紐解いてみましょう。
お腹につく脂肪の種類
人間の体につく脂肪を「体脂肪」と言い、体脂肪はつく箇所によって主に2種類に分けられます。 体脂肪は、脂肪細胞に蓄えられます。
まずは、2つの体脂肪のそれぞれの特徴を見比べてみましょう。
脂肪タイプ | 特徴 |
---|---|
内臓脂肪 | その名の通り、内臓周りにつく脂肪。 たくさん蓄積するとお腹周りが大きくなることから「リンゴ体型」になりやすい傾向があります。 脂肪の上に腹筋があるため、お腹を触っても固く、掴みにくい特徴があります。 内臓脂肪は溜まりやすい一方で、減らしやすい脂肪です。 男性に蓄積しやすい傾向があります。 |
皮下脂肪 | その名の通り、皮膚の下につく脂肪。 お尻や下腹など下半身に脂肪がつくことから、蓄積すると「洋ナシ体型」になりやすい傾向があります。 脂肪が皮膚の下にあるため、お腹を触ると柔らかく、掴みやすい特徴があります。皮下脂肪は内臓脂肪に比べると溜まりにくいですが、減らすのも難しい脂肪です。 女性に蓄積しやすい傾向があります。 |
内臓脂肪も皮下脂肪も、お腹周りをスッキリさせるためには避けたい脂肪ですが、皮下脂肪に比べて内臓脂肪は見た目に現れにくい特徴があります。
一方で、過剰に蓄積すると健康を害しやすいのも内臓脂肪です。
内臓脂肪は基準値を超えて蓄積することにより、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を招く危険性があります。
太る脂肪細胞と痩せる脂肪細胞とは?
脂肪細胞は、成人の体内におよそ300億個ほど存在します。
その数と大きさには個人差がありますが、肥満の人ほど多く、大きい傾向にあります。
脂肪細胞は幼少期にその数が決まり、それ以降は数が減ることはありません。
減らすことはできませんが、運動や食生活の改善などによりその大きさを小さくすることができます。
逆に言うと、運動不足や食べ過ぎなどにより脂肪細胞が大きくなると、体脂肪が増加します。
これが「太る」という現象になります。
また、脂肪細胞の肥大化は無限に行われるわけではなく、大きさには上限があります。
過剰な肥大化に耐えられなくなった脂肪細胞は分裂し、更にその数を増やすこととなります。
このように、健康的な身体や理想のスタイルを保つためには邪魔な存在に思える脂肪細胞ですが、一方で私たちの体の中には「脂肪を燃焼する」脂肪細胞も存在します。
これを褐色脂肪細胞といいます。
人間が生まれながらに持つ脂肪細胞は、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類に分けられます。
白色脂肪細胞は、中性脂肪をエネルギーとして蓄える役割があります。
白色脂肪細胞は余分な中性脂肪を蓄えることで肥大化し、これが肥満へと繋がります。
体内の脂肪細胞のほとんどがこの白色脂肪細胞であり、一般的にイメージする「太る」脂肪細胞です。
白色脂肪細胞は皮膚の下や内臓、全身に多く存在しています。
一方の褐色脂肪細胞は、脂肪を燃やすことで「痩せる」脂肪細胞です。
褐色脂肪細胞には、身体を温めるために熱を作り出す役割があり、そのエネルギー源として脂肪が使われます。
褐色脂肪細胞は首や肩甲骨、脇の下など、限定的な箇所に存在します。
この褐色脂肪細胞が多いほど脂肪を燃焼しやすく、痩せ体質の人には褐色脂肪細胞が多い傾向にあります。
そんな夢のような脂肪細胞ですが、残念ながら褐色脂肪細胞は赤ちゃんの頃をピークにどんどん減少し、数が増えることはありません。
これが、年齢と共に痩せにくくなる要因の一つとなります。
しかし、この褐色脂肪細胞と同様の働きをする脂肪細胞が存在します。
これをベージュ脂肪細胞といいます。
ベージュ脂肪細胞は、人間が生まれながらにして持つ細胞ではありません。
なんと、白色脂肪細胞が変化してできる細胞とされ、この変化を褐色化といいます。
脂肪細胞の褐色化が起こる要因はいくつかありますが、代表的な要因として、白色脂肪細胞への寒冷刺激が挙げられます。
長期間により寒冷刺激を受けた白色脂肪細胞は、熱を作り出すために細胞を褐色化させるのだと考えられています。
ベージュ脂肪細胞を増やすこと、つまり脂肪細胞を褐色化させることが、痩せるための重要な鍵でもあるのです。
脂肪が燃焼するメカニズム
脂肪燃焼と聞くと、蓄えた脂肪がそのままスルスルと溶け出すようなイメージを持つ人も多いかと思いますが、脂肪がそのまま燃焼されて小さくなるわけではありません。
運動や空腹などによりエネルギーが不足すると、交感神経が刺激され、「リパーゼ」という脂肪分解酵素が活性化されます。
このリパーゼの働きにより、脂肪は「遊離脂肪酸」と「グリセロール」に分解され、血中へと送られます。
この遊離脂肪酸こそが、脂肪を燃焼するために不可欠な物質なのです。
分解され血中へ乗った遊離脂肪酸は、筋肉へと運ばれます。
しかし、それだけでは脂肪を燃焼することはできません。
遊離脂肪酸はあくまで脂肪を燃焼するためのエネルギーであり、分解後にエネルギーとして使用されることで初めて脂肪が燃焼されます。
使用し切れなかった遊離脂肪酸は再びリパーゼと合体し、元通り脂肪へと変換されます。
「運動」にプラスでお腹痩せ!効率的なちょい足し
お腹痩せをするためには、もっと運動を頑張らなくてはいけないのはわかっているけれど、なかなか多くの時間を割けない人も多いのではないでしょうか。
どうせ運動をするのなら、効率的に脂肪を燃焼できたらいいですよね。
ここでは、日々の「運動」にちょい足しすることで、効率的にお腹痩せをサポートする方法をご紹介します。
運動の30分前に浅煎りコーヒーを飲む
運動をする前には、ぜひコーヒーを一杯飲むことをおすすめします。
コーヒーには、脂肪燃焼を助ける下記の成分が含まれています。
- カフェイン
- クロロゲン酸
これらの成分には、脂肪を分解する働きがあるとされています。
脂肪が分解されると、遊離脂肪酸という脂肪を燃焼する前段階の成分へと変換されます。
この遊離脂肪酸が多く分解された状態で運動を行うことで、効率的に脂肪が燃焼されます。
コーヒーを摂取してから脂肪が分解されるまで、30分ほど置いてから運動を行うのがおすすめです。
また、運動前のコーヒーを選ぶうえでおすすめなのが、焙煎時間の短い浅煎りのコーヒーです。
クロロゲン酸は熱に弱い性質を持ちます。
コーヒー豆は焙煎の段階で高温に晒されるため、深煎りコーヒーにはクロロゲン酸が多くは含まれていません。
クロロゲン酸を積極的に摂取したいのであれば、浅煎りのコーヒーがおすすめです。
また、抽出する際もあまり高温のお湯ではなく、80~90℃ほどのお湯を使用するといいでしょう。
有酸素運動は空腹時を選ぶ
有酸素運動をするタイミングは、空腹時がおすすめです。
空腹時はエネルギーが不足しているため、脂肪が遊離脂肪酸へと多く分解されています。
遊離脂肪酸は脂肪を燃焼するためのエネルギーとして使われる物質です。
空腹状態でない、すなわちエネルギーが十分に備わっている状態で有酸素運動を開始すると、まず脂肪が遊離脂肪酸へと分解されるまでの工程を踏まなくてはなりません。
一方、空腹状態での有酸素運動は、開始してすぐに脂肪燃焼が始まるため効率的に脂肪を燃焼できます。
しかし、空腹時の有酸素運動は脂肪燃焼に直結する一方で、筋肉の分解も促してしまう難点があります。
筋肉分解を阻止したい場合は、EAAやBCAA配合のサプリメントを摂取してから有酸素運動を行うといいでしょう。
EAA・BCAAとは、9種類の必須アミノ酸の略称です。
その違いは含まれるアミノ酸の種類の数で、EAAは9種類、BCAAは3種類のアミノ酸が含まれています。
これらのアミノ酸が十分に満たされていることにより、筋肉の分解を抑制する効果が期待できます。
筋トレのあとに有酸素運動を行う
効率よく体を引き締めるには、筋トレのあとに有酸素運動を行うといいと耳にしたことはありませんか?
無酸素運動(筋トレ)を行うことで分泌される成長ホルモンは、脂肪分解酵素であるリパーゼを刺激します。
この成長ホルモンは有酸素運動でも分泌されますが、運動強度の高い無酸素運動の方がより多く分泌されます。
刺激を受けたリパーゼの働きにより、脂肪から分解された遊離脂肪酸がたくさん血中に溶け出します。
有酸素運動は遊離脂肪酸をエネルギーとして脂肪を燃やす運動のため、この遊離脂肪酸がたくさんある状態で有酸素運動を行うと脂肪を効率よく燃焼させることができます。
また実は、脂肪の燃焼は無酸素運動をしているときにも行われています。
脂肪の燃焼には酸素が必要です。
そのため以前までは、酸素を取り込まない無酸素運動では脂肪は燃焼されないというのが一般的な考えでした。
しかし近年の研究により、無酸素運動を行うと、脂肪細胞内の中性脂肪が酸素を使用して脂肪の分解を行っていることがわかりました。
参考:ナゾロジー 筋トレが「無酸素運動なのに脂肪を燃やす」仕組みが明らかに
そのため、最初から最後まで無酸素運動でも脂肪は燃焼されます。
しかし、高負荷がかかる運動は少々ハードルが高く感じられる方も多いですよね。
その場合は、無酸素運動と有酸素運動の組み合わせの方が気軽に継続しやすいでしょう。
運動直後の熱いシャワー・入浴を避ける
運動直後は、なるべく体を熱さに晒さないようにしましょう。
運動することで活性化するリパーゼという脂肪分解酵素は、熱に弱い性質があります。
運動を終えた後も30分ほどは活性化されていて、脂肪の分解が続いています。
せっかくのこの時間を潰してしまうのはもったいないので、運動直後はなるべく熱いお湯を浴びるのは避けましょう。
そうは言っても、運動でかいた汗はすぐに洗い流してしまいたいですよね。
その場合は、熱すぎない温度でのシャワーか、ぬるめのお湯での短時間の入浴にとどめましょう。
30分経過した後は、お好きな温度で入浴してくださいね。
「食事」にプラスでお腹痩せ!効率的なちょい足し
お腹痩せをするためには、食事の我慢も付き物。
けれど、食べたい気持ちをコントロールするのはなかなか継続が難しいですよね。
ここでは、日々の「食事」にちょい足しすることで、効率的にお腹痩せをサポートする方法をご紹介します。
食事と一緒にリンゴ酢を摂る
リンゴ酢に含まれる酢酸は、脂肪の分解を促進し、脂肪の燃焼を促進する働きがあります。
また、酢酸には血糖値の急上昇を防ぐ効果もあります。
食事中に摂り入れることで、食事による血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪がつきにくくなります。
一見、食べ物が体内に入る前の「食前」の摂取がいいように思えますが、空腹時に酢を摂ると胃粘膜がダメージを受ける場合があります。
そのため、「食中」の摂取がおすすめです。
しかし、口当たりをよくするために甘く味付けしたリンゴ酢ドリンクには注意が必要です。
酢酸菌を主成分としたリンゴ酢とは違い、リンゴ酢ドリンクには糖類や果汁などが含まれています。
甘くおいしい味付けになっているため、ジュースの感覚で好んで飲む分には問題ありませんが、脂肪燃焼を目的に摂り入れるにはあまりおすすめしません。
リンゴ酢による栄養効果を最大限に摂り入れたい場合は、リンゴ酢、または純リンゴ酢であることをしっかり確認して選びましょう。
リンゴ酢と純リンゴ酢の違いは、原料と製造工程にあります。
リンゴ酢は、りんご果汁にアルコールを添加し、酢酸菌で発酵させたものです。
一方の純リンゴ酢は、りんごのみを原料に、酢酸菌で発酵させたものです。
どちらもリンゴ酢の嬉しい栄養素だけを摂り入れられますので、お気に入りのものを探してみてくださいね。
食前に水溶性食物繊維を摂る
ダイエットを意識していると「ベジファースト」という言葉をよく耳にしますよね。
ベジファーストとはその名の通り、食事の最初に野菜を摂ることをいいます。
なぜ、食事の最初に野菜を食べるといいのでしょうか。
「野菜でお腹が満たされて、食べ過ぎを防げるから」という話もありますが、それも一つの嬉しい効果ですよね。
しかし、ベジファーストの最たる効果は、食事による血糖値の急激な上昇を防ぐことにあります。
血糖値が上昇すると、インスリンという成分が分泌されます。
インスリンは、血液中の糖を一定に保つ役割をしています。
早食いなどにより血中に急激に糖が溶け込むと、処理しきれなくなったインスリンは血糖を脂肪として体に蓄積させることで血糖値を保とうとします。
野菜に含まれる水溶性食物繊維は、その後に摂取した食事による糖の吸収を遅らせてくれます。
水溶性食物繊維を食前に摂ることで、いきなり糖質の高い食べ物を口にしたときに比べて血糖値の急上昇を防げます。
それにより、食事で摂った糖が脂肪として蓄積しづらくなります。
水溶性食物繊維は、野菜の他にも海藻などにも多く含まれています。
自分の食事に取り入れやすい食品を見つけてくださいね。
青魚を積極的に摂る
健康にいいとされる青魚。
青魚に含まれる成分には、実は脂肪燃焼の効果があることもわかっています。
魚油には、DHA・EPAが含まれています。
これらが、脂肪細胞の褐色化を促進することが研究によって明らかになりました。
参考:糖尿病ネットワークー魚を食べると体脂肪が燃焼するメカニズムを解明 EPAとDHAの効果
脂肪細胞の褐色化は、「太る脂肪細胞」が「痩せる脂肪細胞」へと変化することをいいます。
そんな褐色化に役立つ成分、DHA・EPAを多く含む魚を見てみましょう。
- サバ
- マグロ
- サンマ
- イワシ
- アジ
青魚やマグロに多い傾向にありますが、DHA・EPAは魚には必ず含まれている成分です。
青魚を中心に、普段の食事の中で魚を積極的に摂取するといいでしょう。
食事後には軽いウォーキングを行う
食事をすると血糖値が上がり、血糖値は食後1時間ほどでピークに達します。
血糖値が高くなると、食事から得た糖が脂肪として蓄積しやすくなります。
しかし、そのまえに運動によって糖を使用することで、血糖値の上昇を抑えられ、脂肪が蓄積しづらくなります。
食後の激しい運動は、消化不良や腹痛などの体調不良を引き起こす可能性があります。
そのため、無理なく行える軽いウォーキングがおすすめです。
食後は満足感からついつい座っていたくなりますが、気分をすっきりさせるためにも外へ出て、軽くお散歩をしてみるのも気持ちがいいですよ。
「生活」にプラスでお腹痩せ!効率的なちょい足し
お腹痩せを叶える方法は、運動や食事だけには限りません。
毎日のちょっとした時間を活用して、ちょこちょこ脂肪を燃焼していきましょう。
ここでは、日々の「生活」にちょい足しすることで、お腹痩せをサポートする方法をご紹介します。
朝のストレッチで一日の代謝を上げる
朝にストレッチを行うことで、その日の基礎代謝が上がり、脂肪が燃焼しやすくなります。
「忙しくてそんな時間がない」「朝から本格的にストレッチするのはちょっと…」という方は、起きたら数分間、ベッドの上で体を伸ばすだけでも効果があります。
運動をしない日であっても、歩いたり、物を運んだり、人の生活には様々な「動き」があります。
その動き一つ一つでエネルギーを消費し、脂肪は燃焼されていきます。
朝にストレッチを行うだけで、そのちょっとした「動き」による脂肪燃焼が高まります。
とても効率的な一日を送れますので、ぜひ取り入れたい習慣ですよね。
肩甲骨を動かして痩せ体質をつくる
「痩せる脂肪細胞」である褐色脂肪細胞は、首や肩甲骨周りに多く存在します。
この褐色脂肪細胞を刺激して活性化させることで、脂肪の燃焼が促進されます。
やり方は簡単で、肩甲骨を動かすように両肩をぐるぐると回すだけ。
凝 り固まった肩甲骨をほぐすことで、血流の改善にも繋がります。
リフレッシュも兼ねて、定期的にぐるぐるとほぐすようにしましょう。
その他、褐色脂肪細胞は寒冷刺激によっても活性化されます。
プールでの運動や、タオルを巻いた保冷剤を当てることでも活性化を期待できます。
しかし、ぐるぐると肩甲骨を回すだけであればいつでも気軽に実践できますので、継続しやすくおすすめです。
椅子の背もたれは使わない
椅子に座っていると、ついつい「だらり」と楽な姿勢を取っていないでしょうか。
楽だと感じているということは、ほとんど腹筋は使われていません。
椅子に座るときは、なるべく背もたれを使わないことを意識してみましょう。
背もたれを使わないだけで、座っているのに腹筋が使われている状態になります。
息の上がる運動に比べたら僅かな運動量ではありますが、これが毎日のこととなるとお腹周りのスッキリ感に差が出てきます。
デスクワーク中は背もたれを使わず、家では楽な体制でリラックスするなど、メリハリをつけるのもおすすめです。
十分な睡眠時間を確保する
睡眠不足の日は、なぜか食欲が止まらないという経験をしたことはないでしょうか。
実は睡眠が不足すると、食欲に関係するホルモンのバランスが崩れます。
食欲に関係するホルモンには、食欲を抑制する「レプチン」と、食欲を増進する「グレリン」があります。
睡眠が不足すると、レプチンが減り、グレリンが増えます。
そのため、なぜかあれもこれも食べたくなり、食後もどこか物足りない感覚を覚えやすくなります。
また、睡眠不足はインスリンの働きを弱め、食事による血糖値のコントロールが狂います。
その結果、睡眠が十分に足りているときと比べ、脂肪が蓄積しやすくなります。
また、脂肪の分解を促すなどの働きをする成長ホルモン(GH)は、睡眠時に多く分泌されます。
脂肪を燃焼するために睡眠はとても大切です。
毎日の忙しさから睡眠不足が続いている人は、週に一日でも意識的にたっぷり睡眠を得る日を設けてみましょう。
サプリメントでお腹の脂肪燃焼をサポート
適度な運動とバランスの良い食事がダイエットの基本ですが、サプリメントを取り入れることで脂肪の減少を上手にサポートしていくことができます。
「Slamee(スラミー)」は、脂肪を消費しやすくなる機能性表示食品です。ブラックジンジャー由来のポリメトキシフラボンを配合し、日常の軽い運動でも脂肪を減らすサポートをしてくれるのです。
ブラックジンジャーはタイ原産の生姜の仲間で、クラチャイダムとも呼ばれている植物です。タイでは古くから利用されており、健康に良い食材として「プロダクトチャンピオン」にも認定されています。
腸内環境を整える乳酸菌や、ダイエット中の食事で不足しがちなマルチビタミンなども加え、きれいと健康、両面からもサポートしてくれる嬉しいサプリメントです。
- 価格:1,680~2,480円
- 容量:60粒(1日2粒)
- 形状:ソフトカプセル
効率的なお腹痩せで理想の体を叶えよう
日々を忙しく生きる私たちにとって、お腹痩せに割ける時間はそう多くはありませんよね。
限られた時間の中でお腹痩せを叶えるためには、効率的に脂肪を燃焼することが重要です。
運動や食事制限が苦手な方も、無理なく取り入れられる「ちょい足し」を意識することで体は少しずつ変わっていきます。
効率的なお腹痩せの「ちょい足し」一覧
運動
- 運動の30分前に浅煎りコーヒーを飲む
- 有酸素運動は空腹時を選ぶ
- 筋トレのあとに有酸素運動を行う
- 運動直後の熱いシャワー・入浴を避ける
食事
- 食事と一緒にリンゴ酢を摂る
- 食前に水溶性食物繊維を摂る
- 青魚を積極的に摂る
- 食事後には軽いウォーキングを行う
生活
- 朝のストレッチで一日の代謝を上げる 肩甲骨を動かして痩せ体質をつくる 椅子の背もたれは使わない 十分な睡眠時間を確保する
運動は効率的なタイミングで行い、食事にもプラスアルファの内容を。
制限するのではなく、なにかを取り入れることで、自分のペースで余分な脂肪にアプローチしていきましょう。
時にはサプリメントの活用もおすすめです。
あなたが継続しやすい「ちょい足し」を取り入れて、お腹痩せを叶えてくださいね。