「口元のたるみが気になる!」「ほうれい線をうすくしたい」「このままブルドッグ顔になったらどうしよう…」
口元のたるみが気になってはいるけれど、どうしたら改善できるのかわからず悩んでいる人は意外と多いようです。

口元のたるみを放っておくと、さまざまな肌の変化を引き起こすことになります。

そこで今回は、口元がたるむ原因から改善方法までをご紹介!悩み解消のヒントが見つかりますよ。
簡単にできる口元のエクササイズも紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

口元のたるみが引き起こす7つの変化

口元のたるみによって起きる変化は以下の7つです。

  • 口角が下がる
  • ほうれい線が目立つ
  • マリオネットラインが出る
  • ブルドッグ顔になる
  • 口元のシワが目立つ
  • フェイスラインがゆるむ
  • 二重アゴになる

1つずつ詳しく見ていきましょう。

口角が下がる

口元のたるみによって起こる変化の1つ目は、口角が下がって見えることです。

口元の筋肉が衰えることで口角が下がり、いわゆる「への字口」になります。
不機嫌そうに見えるうえに、若々しさのない印象が強くなるため、気づいた時には口角をキュッと上げるようにすることが大切です。

ほうれい線が目立つ

口元のたるみによって起こる変化の2つ目は、ほうれい線が目立つようになることです。

ほうれい線は、ただのシワではなく、肌のハリや弾力が失われたことによってできる「肌のみぞ」。
頬の中央部分がたるむことで、ほうれい線が目立つようになります。
筋肉の変化や顔の骨格によっては、年齢が若くてもほうれい線が出るため注意が必要です。

マリオネットラインが出る

口元のたるみによって起こる変化の3つ目は、マリオネットラインが出ることです。

マリオネットラインとは、口角からアゴに向けて下に伸びる「肌のみぞ」です。
口の両端からでることで、腹話術の人形(マリオネット)のように見えるため、そのような名称がついています。
筋肉の衰えにより、皮膚がたるむことで現れる変化です。

頬のたるんだ皮膚が手前に落ちるタイプの人は、マリオネットラインが出やすくなります。

ブルドッグ顔になる

口元のたるみによって起こる変化の4つ目は、ブルドッグ顔になることです。

ブルドッグ顔とは、頬から口元にかけて皮膚が下に垂れ、その名の通り犬のブルドッグを思わせる状態になることを指します。
フェイスラインがゆるみ、輪郭が四角くなるのも特徴の1つです。

顔や口元のたるみ以外にも、体重の増減が激しい人は皮膚が伸びやすいため、ブルドッグ顔になる傾向があると言われています。

口元のシワが目立つ

口元のたるみによって起こる変化の5つ目は、口元のシワが目立つことです。
皮膚の弾力がなくなることで、口周りに縦ジワが細かく入るようになります。

細かい部分ですが、年齢を重ねた印象を与えるため、気になるという方も多いのではないでしょうか。

口元のシワは、うるおい不足が原因で起こることもあるので、保湿ケアを重視する必要があります。

フェイスラインがゆるむ

口元のたるみによって起こる変化の6つ目は、フェイスラインがゆるむことです。

特に頬のたるんだ皮膚が外側に落ちるタイプの人は、フェイスラインのゆるみが出やすい傾向にあります。
顔が大きく見え、なんとなくだらしない印象に見えるため、年齢に関係なく悩んでいる人が多い症状です。

二重アゴになる

口元のたるみによって起こる変化の7つ目は、二重アゴになることです。
二重アゴは加齢によるたるみだけが原因ではなく、体重増加・むくみ・生活習慣などが影響する場合もあります。

年齢に関係なく20~30代でも起こりやすい変化ですが、若々しさに欠ける印象になるので注意が必要です。
顔が大きく見え、実際の体重に関係なく太った印象に見られることにもつながります。

口元のたるみの原因7選

口元のたるみが出る原因は、主に7つです。

  • 加齢の影響
  • 顔・口元の筋肉の衰え
  • 肌のハリ・弾力不足
  • リガメント(じん帯)の衰え
  • 姿勢の悪さの影響
  • 噛み合わせの悪さ
  • 表情の乏しさ

1つずつ内容をチェックしていきましょう。

加齢の影響

口元のたるみの大きな原因は、加齢の影響です。

年齢を重ねるにつれ、筋肉・じん帯・肌のハリなどの身体の組織が、徐々に衰えてきます。

誰でも例外なく訪れる変化なので、止めることは難しいですが、衰えをゆるやかにするための工夫を取り入れることは可能です。
口角を上げるように意識し口元の筋肉を使ったり、スキンケアで肌のハリや弾力をケアするなど、日々の生活に組み入れると良いでしょう。

顔・口元の筋肉の衰え

顔や口元などの表情筋の衰えも、口元のたるみに大きく影響する原因の1つです。

なかでも、口の周りをおおっている「口輪筋」は重要なポイント。

口輪筋が衰えると、口元のハリが失われ口角が下がるようになります。
食事の際に噛む回数が少ない、話をする機会が少ないなど、日常生活で口輪筋を使う頻度がさがると筋肉の衰えにつながるので注意が必要です。
筋肉は使わないとどんどん衰えていくので、普段から口元を意識して動かすようにしましょう。

肌のハリ・弾力不足

肌のハリや弾力をサポートしている「コラーゲン」「エラスチン」の減少も、口元のたるみを引き起こす原因の1つです。

コラーゲンやエラスチンは、加齢による影響で徐々に減っていきますが、正しいスキンケアを行うことで衰えをゆるやかにすることができます。
また、紫外線ダメージや乾燥も肌のハリや弾力がなくなる原因になるため、UVカットの対策や保湿などのケアを行うことが大切です。

リガメント(じん帯)の衰え

口元のたるみの原因の1つに、リガメント(じん帯)の衰えやこわばりがあります。

リガメントの役割は、皮膚や表情筋と骨をつないで、顔の脂肪を支えることです。

歯の食いしばりや血流の悪さなど、さまざまな要因でリガメントが衰えると、口元がたるみほうれい線が目立つようになります。
リガメントケアのマッサージをする際は、強い刺激が逆効果になる場合もあるため、適切な力加減で行うことが大切です。

姿勢の悪さの影響

姿勢の悪さも、口元のたるみにつながる原因の1つ。

特に、スマホを見る姿勢には注意が必要です。
顔を下向きにする姿勢が続くことで、口元や頬周りに老廃物がたまり、むくみやたるみが出やすくなります。

また慢性的に猫背になっている人は、アゴ下にもたるみが出やすく、二重アゴになるリスクもあります。
デスクワークが多く姿勢が悪くなりやすい人は、背筋を伸ばすストレッチや肩回しなどを取り入れると効果的です。

噛み合わせの悪さ

嚙み合わせの悪さは、口元がたるみやすくなる原因の1つです。

噛み合わせが悪いと、口元の筋肉の使い方に偏りが出るため、うまく使えない部分の筋肉が衰える傾向にあります。
筋肉のバランスが崩れることで、口元のたるみ・ほうれい線・マリオネットラインなどの変化が出やすくなります。

表情の乏しさ

顔の表情が乏しさも、口元のたるみの原因の1つです。

表情が乏しい人は、顔や口元の筋肉をあまり動かさないため、筋肉が衰えていきます。

感染症対策で長い期間マスクをしていた際、口元が急に老けこんだようになった事例も、表情の乏しさから口元のたるみが出る例の1つです。
顔の筋肉を動かすためにも、笑顔を作るよう日常で意識してみましょう。

口元のたるみを解消する方法

口元のたるみの原因がわかったところで、どのようにたるみを解消すれば良いでしょう?
ここでは、口もとのたるみ解消のために、簡単にできるケア方法を紹介します。

  • 口元の筋肉を使う
  • リンパケアを行う
  • 頭皮マッサージをする
  • リガメント(じん帯)のケアをする
  • 保湿と紫外線対策をする
  • ハリ弾力アップのスキンケアを行う
  • 美容医療を受ける

それぞれ、どのような効果があるか解説します。

口元の筋肉を使う

口元のたるみを解消するには、口元の筋肉を使うことが重要です。
噛む回数を増やす・口角を上げた笑顔を作る・表情筋のエクササイズをするなど、さまざまな方法があります。

特に表情筋を鍛えるエクササイズは、口元の筋肉を鍛えるのに効果的です。
表情筋のトレーニング方法については、次章で詳しく紹介しますのでチェックしてみてください。

リンパケアを行う

口元のたるみ解消には、リンパを流すケアをすることが効果的です。

リンパの流れが滞ることで老廃物が溜まり、口元や顔周りのむくみやたるみが出やすくなります。
きゅっと引き締まった口元になるためには、リンパマッサージやストレッチなどで、不要な老廃物を排出するようにしましょう。

頭皮マッサージをする

口元のたるみケアには、頭皮のマッサージも効果的です。

頭皮は顔の皮膚と繋がっているので、頭皮が硬く凝り固まっていると顔のたるみに影響を与えることがあります。

入浴後の頭皮が柔らかくなった状態で、軽くもみほぐすだけでもOKです。
目元はパッチリとし、口元のほうれい線やフェイスラインのたるみなどが気になる方にもおすすめのケアです。

リガメント(じん帯)のケアをする

口元のたるみケアとして、リガメント(じん帯)をケアするのもおすすめです。
硬くこわばっているリガメントをほぐすことで、ほうれい線が目立たないようにサポートできます。

頬骨の下の部分を親指で軽く押すだけで、簡単にケアできます。
強く押しすぎると逆効果になる可能性もあるので、痛みを感じない「気持ち良い」程度の圧迫を意識してみてください。

保湿と紫外線対策をする

口元のたるみケアには、肌の保湿と紫外線対策も大切です。
うるおいが不足すると、角質細胞の弾力が低下しハリ感が失われるため、保湿はたるみケアの基本になります。
化粧水・乳液などで角質層にうるおいをたっぷり補給しましょう。

また、紫外線ダメージはコラーゲンなど肌のハリを保つ成分を変性させる恐れがあります。
口元のたるみを悪化させる要因になるため、日焼け止めを塗るなどのUVケアを、毎日必ず行うことが重要です。

ハリ弾力アップのスキンケアを行う

口元のたるみには、ハリや弾力をケアするスキンケアを取り入れるのもおすすめです。

乾燥・加齢・紫外線ダメージなどにより失われがちな肌のハリを、スキンケアでサポートします。
以下の表を参考に、肌のハリを保つ成分が入った化粧品を取り入れてみてください。

ハリ弾力をケアする成分 主な効果
コラーゲン ・うるおいを与える
・ハリや弾力をサポート
レチノール ・真皮のコラーゲン生成をサポート
ナイアシンアミド ・肌バリアを強化
・真皮でのコラーゲン生成をサポート
プラセンタエキス ・コラーゲンやエラスチンの生成をサポート
・肌の再生促進をサポート

美容医療を受ける

セルフケアで効果を感じられない場合は、美容医療を受けるのも1つの方法です。
ヒアルロン酸注射やハイフなど、口元のたるみを改善する治療はさまざまです。

ただ、美容医療は即効性がある反面、ダウンタイムなどのリスクがあるのが事実です。
費用も高額なため、まずはスキンケアやマッサージなどのホームケアから試しましょう。

口元のたるみをケアする表情筋のエクササイズ法

口元のたるみをケアするために、表情筋を動かすことも効果的です。

ここでは、具体的なエクササイズを3種類紹介します。
気づいた時に1~2分で行えるような、簡単なエクササイズばかりなので、ぜひ毎日の習慣にしてみてください!

フェイスラインにも効く「あいうえおエクササイズ」

「あ・い・う・え・お」の形に、口を大きく動かすだけの簡単なエクササイズです。
口元の筋肉はもちろん、顔のさまざまな筋肉も鍛えられます。
1つの動きごとに、5秒程度キープすると効果的です。

  1. 「あ」:口を大きく「あ」の形に開き、同時に目も大きく見開く
  2. 「い」:「い」の形に、口を大きく横に開く
  3. 「う」:唇を「う」の形に尖らせ、グーっと前に突き出す
  4. 「え」:口を大きく「え」の形にし、頬を上に持ち上げるように引き上げる
  5. 「お」:口を縦に大きく「お」の形にし、ほうれい線も伸ばすようにする

口角を上げる「割り箸エクササイズ」

横にした割り箸を唇でくわえ、口角を上げるエクササイズ。
への字に下がった口角を、キュッと引き上げるイメージで行うと効果的です。

  1. 割り箸を横向きにし、唇でくわえる
  2. 上下の唇をつけたまま口を「イ」の形にし、口角と頬を引き上げる
  3. 30秒以上キープを、1日に3回行う

ほうれい線をケアする「舌まわしエクササイズ」

口を閉じて、歯の外側に沿って舌をぐるっと大きく回すエクササイズです。
舌の筋肉が鍛えられ、口元のたるみやほうれい線を目立たなくする効果も期待できます。

  1. 唇をしっかりとじ、歯の外側(歯茎)の周りに沿って舌をぐるっと1周させる
  2. ゆっくりと時間をかけて20回を目安に舌をまわす
  3. 同様に、逆方向にも20回まわす

美容医療で口元のたるみをケアする方法

セルフケアでの改善が難しい場合は、美容医療という方法があります。
美容医療は即効性がある反面、コストが高い・ダウンタイムがあるなどのデメリットもあります。

メリットとデメリットをきちんと理解したうえで、選択肢の一つとして美容医療を検討するのも良いでしょう。
どのような方法があるか、簡単に紹介します。

ヒアルロン酸注入注射

口元のたるみに対し、ヒアルロン酸を注射で注入する方法です。
シワやたるみなど、顔のボリューム改善の効果があり、個人差はありますが、持続期間は約1~2年程度といわれています。

注射後、赤み・腫れ・内出血の症状が出る場合がありますが、メスを使わない分、ダウンタイムは少なめです。

ハイフ

ハイフとは、皮膚の奥にある特定の層に、高密度の超音波を照射する方法。
ハイフによってダメージを受けた組織が回復する過程で、コラーゲンやエラスチンなどの生成が促進され、肌のハリを改善する仕組みです。
ダウンタイムは少ないと言われていますが、施術時に痛みを感じる場合が多い傾向にあります。

効果が出るまで1か月ほどかかるため、即効性を求める人には不向きです。

糸リフト

口元のたるみ改善には、糸リフトという方法もあります。
糸リフトは、特殊な溶ける糸を皮膚の下に挿入して引き上げることでリフトアップする方法です。
たるみやほうれい線、マリオネットラインの改善も期待できます。

溶ける糸を使用するので、個人差はありますが効果の持続は半年~2年程度。
大きなダウンタイムはないと言われていますが、皮膚のひきつれ感や、肌表面に凸凹が生じる可能性などのリスクは存在します。

フェイスリフト

フェイスリフトとは、メスを入れて皮膚を切開し、たるみの原因を除去しリフトアップする方法です。
口元のたるみや顔全体のもたつき、ほうれい線やマリオネットラインの改善効果も期待できます。

個人差はありますが、効果の持続は5~10年程度と、他の治療と比べて長いのが特徴。
メスを入れるため腫れなどのダウンタイムが長く、傷口の感染症や神経が傷ついて顔面マヒが起こる可能性などのリスクもあります。

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口元のたるみを解消して若々しい印象を手に入れよう!

今回は、口元のたるみの原因から、改善方法まで詳しく紹介しました。
口元のたるみをケアするには、エクササイズで口元の筋肉を鍛えつつ、リンパや血液のめぐりを良くすることが効果的です。
また、ハリや弾力をサポートする美容成分入りの化粧品で、口元のたるみの目立たない肌を目指してみてください!

顔の印象は、目元より口元が大きく影響すると言われています。
毎日のケアで、たるみのない引き締まった口元になり、若々しい印象を手に入れましょう!