野菜や果物不足が気になる、サプリメントで手早くビタミンCを補いたいと思っている人は多いですが、サプリメントの種類が多すぎてどれがいいのかわからないと迷っていませんか?

カプセルタイプやタブレットタイプ、粉末タイプなど形状も様々ですし、ビタミンCの含有量もメーカーによって違います。ライフスタイルも人によって違いますので、自分に合ったビタミンCサプリを見つけるには、正しい選び方を知っておく必要があります。

そこで今回は、ビタミンCサプリの選び方、おすすめのサプリメント、飲むタイミングまで詳しくお話しします。

ぜひ最後まで読んで、自分に合ったビタミンCサプリを見つけてください!

ビタミンCの役割とは?

ビタミンCは正式名称を「L-アスコルビン酸」といいます。どのような働きがあるのか、改めておさらいしておきましょう。

コラーゲンの合成に関わる

ビタミンCは、肌の弾力を支えるコラーゲンを作るために、欠かせない栄養素です。

コラーゲンというとお肌に良いものというイメージがあるかもしれませんが、必要とされるのはお肌だけではありません。骨の20%はコラーゲンでできており、血管の強度を保つためにもコラーゲンが必要です。

コラーゲンを構成するアミノ酸を作るにはビタミンCが必要なので、ビタミンCが足りていないとお肌だけでなく全身に影響が出てしまうのです。

体の酸化を防ぐ

私たちの体は、呼吸をするだけでも体内に活性酸素を作り出します。

活性酸素は病原菌を退治するなど体に必要な働きをしてくれる反面、増えすぎるとタンパク質や脂質を酸化させてしまうという負の面も持っています。

酸化が老化やあらゆる病気の原因だともいわれていますが、ビタミンCにはこの活性酸素を取り除き酸化を防ぐ働きがあります。

ビタミンEと一緒に摂ることで、より一層その効果を発揮するとされています。

鉄分の吸収をサポートする

鉄分には、肉類などに含まれるヘム鉄と野菜などに含まれる非ヘム鉄がありますが、非ヘム鉄は非常に吸収率が悪いため、野菜をたくさん食べても体に吸収される鉄分はわずかです。

ほうれん草や小松菜など鉄分を含む野菜を食べる時は、デザートにキウイやイチゴなどビタミンCを多く含む果物を食べると吸収率がアップします。

紫外線の影響で濃くなるシミに働きかける

ビタミンCには、シミやくすみの原因となるメラニンに働きかける作用があります。

紫外線によりメラニンが新しくつくられるのを阻害する作用と、すでにできてしまったメラニン色素を無色状態に還元、つまり薄くする作用が期待されています。

1日に必要なビタミンCの摂取目安量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によりますと、健康維持のために必要なビタミンCの量は1日あたり100mgとされています。

たとえば、このような食品でビタミンCがとれます。

  • キウイフルーツ:1個(140mg)
  • いちご:1個(62mg)
  • 柿:1個(70mg)
  • パプリカ(赤):1個(170mg)
  • レモン:1個(20mg)

なお、過剰摂取による副作用等の報告はありませんが、ビタミンCは水溶性であるため、大量にとったところで体に吸収できなかったビタミンCは全て尿と一緒に出てしまいます。

ビタミンCサプリの選び方

ビタミンCは体の中に溜めておけませんので、サプリを毎日飲み続けていくことで変化を実感できます。

毎日続けていくためには、自分が続けやすい形状や価格であることが大切です。

飲みやすい形状で選ぶ

サプリメントと一口に言っても色々な形状があります。

  • タブレット
  • カプセル
  • 粉末
  • グミ

などがあります。

持ち運びしやすいのはカプセルやタブレットです。カプセルは味がしませんので、ビタミンC特有の酸味が苦手な人におすすめです。

カプセルやタブレットを飲み込むのが苦手な人にはおやつ感覚で食べられるグミが良いでしょう。

ただし、グミを作るためにコラーゲンや砂糖などビタミンC以外の添加物も入っているため、成分が気になる人、できるだけピュアなビタミンCを手軽にとりたい人は粉末タイプがおすすめです。

他に配合されている成分で選ぶ

サプリメントを摂る目的に合わせて、ビタミンC以外の成分にも注目してみましょう。

美容に力を入れたい人はヒアルロン酸など美容成分が入っているものを、食事が不規則で栄養不足が気になる人は他のビタミンやミネラルなどがバランスよく配合されたものを選ぶと良いでしょう。

続けやすい価格のものを選ぶ

サプリメントの価格も様々です。ビタミンCのサプリメントはそれほど高価なものではありませんが、継続するためには負担を感じない価格のものを選ぶことが大切です。

ビタミンCの含有量で選ぶ

ビタミンCは1日に100mg摂れば健康に影響はありません。ただ、以下のような生活の人はビタミンCの消費も激しく、100mgでは足りないかもしれません。

  • 睡眠不足
  • 食事の栄養バランスが悪い
  • ストレスが溜まりやすい

このような人は、ビタミンCを1日に500mg〜1,000mg摂れるサプリメントを選ぶと良いでしょう。

ビタミンCサプリおすすめ5選

ビタミンCサプリメントは本当にたくさんの種類があるのですが、続けやすさを考慮して、「飲みやすいサプリメント」を厳選してご紹介します。

商品名 Amazon 楽天市場 ヤフーショッピング
ビタクリアC 1,680円 1,980円 1,680円
オリヒロ 755円 765円(+送料) 960円(+送料)
ディアナチュラビタミンC 623円 452円 467円(+送料)
UHA味覚糖ビタミンC 734円 766円(+送料) 765円(LOHACO)
ビタミンC 300g L-アスコルビン酸 粉末 780円 780円 995円
※2023年1月現在

ビタクリアC

リポソーム型ビタミンCなどの5種類のビタミンCを配合することで、通常のものよりも吸収のピークが遅く、ゆっくり溶けて長く続くタイプとなります。

カプセルタイプのビタミンCです。1粒あたりの大きさが1.9mmと小さめなので、大きな粒を飲み込むのが苦手な人でも飲みやすいでしょう。

肝心のビタミンC含有量ですが、わずか3粒で1,000mg!レモン50個分のビタミンCをぎゅっと凝縮しているので、少ない粒数で十分な量のビタミンCを摂取することができます。

  • 保存料
  • 香料
  • 合成着色料

など、不要なものは一切入っていません。添加物が気になる人も安心して飲んでいただけます。

国内工場で生産していますから品質管理も徹底されていますし、抗菌効果の高いパッケージでいつでもどこでも安全なビタミンCを摂取できます。

  • 価格:1,680円〜1,980円
  • ビタミンC含有量:1,000mg(3粒)
  • 容量:90粒(30日分)

オリヒロビタミンC

水やぬるま湯で飲む他、ぽりぽりとそのまま噛んで食べることもできるサプリメントです。

1日あたり10粒ですが、1粒がとても小さいので無理なく摂取できるでしょう。

  • 価格:755円〜960円
  • ビタミンC含有量:1,000mg(10粒)
  • 容量:300粒(30日分)

ディアナチュラビタミンC

飲む回数を少なくしたいという人におすすめなのが、ディアナチュラのビタミンCです。1日2粒が目安です。

ビタミンC以外にも、ビタミンB2、ビタミンB6を配合していますので、野菜不足だけでなく普段の食事の栄養バランスが気になる方にもおすすめです。

  • 価格:452円〜623円
  • ビタミンC含有量:1,050mg(2粒)
  • 容量:120粒(60日分)

UHAグミサプリビタミンC

2粒でビタミンCだけでなくコラーゲンも一緒にとれるグミタイプのサプリメントです。りんご果汁入りなので、おやつ感覚でつまめます。

こちらでご紹介しているのは30日分のボトルタイプですが、10日分のパウチタイプもありますので、味が気になる方は少量サイズから試してみると良いでしょう。

  • 価格:734円〜765円
  • ビタミンC含有量:500mg(2粒)
  • 容量:60粒(30日分)

ビタミンC 300g L-アスコルビン酸 粉末

ビタミンC100%の粉末です。すりきり1杯で0.9gの計量スプーンがついています。蜂蜜などの甘味料を加えて、自分好みのビタミンCジュースを作ることができます。

なんといってもコスパが抜群ですので、ドリンクやジュースに自分好みの量を加えたい人におすすめです。

お風呂の塩素除去にも使えます。

  • 価格:780円〜995円
  • ビタミンC含有量:100g(100gあたり)
  • 容量:300g

ビタミンCサプリを飲むタイミング、飲み方

ビタミンCサプリメントは薬ではなく食品なので、いつ飲んでも良いのですが、より吸収を高めるための最適なタイミングがあります。

食後に飲む

ビタミンCは水溶性であることと、他の栄養素と一緒に取ることでビタミンCを効率的に吸収できることを考えると、お腹が空いている時ではなく、食後に飲むのがおすすめです。

1日数回に分けて飲む

ビタミンCは体内に溜めておくことができません。200mgまでは吸収率90%と高いのですが、1gを超えると50%以下になります。つまり、一度にたくさん摂取したところで吸収率は下がるため、無駄になってしまう分が多くなります。

ですから、毎食後などこまめに飲むことをおすすめします。就寝中も吸収が良くなるので、朝食後、昼食後、夕食後、寝る前の4回に分けて飲むと良いでしょう。

食事の内容に合わせて量を加減する

ビタミンCは、野菜や果物をたっぷり食べれば1日に必要な量は十分摂取できます。

食事の内容を考えて、たとえばランチでいつもより多くサラダを食べたとか、デザートにイチゴを食べたというときには、その後にビタミンCサプリを飲む必要はありません。多く摂取しても吸収しきれないからです。

サプリメントはあくまでも健康を補助するものであり、薬ではないので、食べたものに合わせて量を加減しましょう。

お肌の調子が気になる人はタンパク質と一緒に

美容目的でビタミンCを摂っている人は多いと思いますが、ビタミンCだけで肌がきれいになるわけではありません。

健康な肌を作るにはタンパク質が不可欠です。食事で肉や魚、大豆製品などをしっかり摂った上でビタミンCサプリを飲みましょう。

ビタミンCサプリはこまめに飲むのがポイント!

ビタミンCは水溶性の栄養素であり、体内に溜めておくことができません。一度にたくさん飲むのではなく、1日数回に分けてこまめに飲むのがおすすめです。

ビタミンCサプリはカプセルタイプやタブレットタイプ、粉末タイプなどがありますが、自分が飲みやすく、また継続しやすい価格のものを選びましょう。